移動体通信事業
当社では、特にこれまでは携帯電話基地局と呼ばれる、携帯電話や各種端末、今では様々な分野で必要不可欠なネットワークを支える設備である基地局の折衝から設計業務に携わってきました。
これまでの業界の流れでは折衝・設計、施工とすべて受注する事が多く、そのメリットも確かにありましたが、当社は折衝と設計に特化し施工は基本的に受注しないと言う試みで成果を上げてきました。
折衝業務と設計、そして施工の分野ではそれぞれの得意分野が違います。
そして、それぞれに費やす準備や実際に作業をしている時間の割合が違う事でスムーズな流れになりにくいという点に着目しました。
折衝業務で設置場所を選定し、速やかに設計と連携し設置案を提案する事でオーナー様に早い段階で設置承諾を得ることが可能になりました。
通常はこの後に施工をする必要がありその間に折衝及び設計業務が一時的に停滞する可能性がありますが、当社にご依頼頂いた場合は施工に関係なく順次進めて行くことが可能であり、評価も頂いております。
最近ではこの実績を踏まえETCや防災無線の設計、太陽光発電に関わる設計から各種申請書類作成まで取り扱うシステム。
条件が違うだけで多様な分野で当社の強みを活かして行きたいと考えております。
営業・折衝業務
基地局の新設や増設・移転すべてにおいてオーナー様の同意が必要不可欠です。
設置する場所や建物の選定から各種行政などへの届出はもちろん、個人や法人オーナー様に設備の概要を詳細に説明させて頂き、設置の承諾を取る必要があります。
ただ、指定された地域を調査し交渉するのではなく、発注者様・キャリア様の意向を充分理解し、またオーナー様への説明や要望を含め、長年の経験を最大限活かした置局活動をする事で、適正な物件報告で効率のよい置局活動(オーナー様折衝)を展開しております。
携わるスタッフ全員が正確に情報を共有し把握する事で円滑なサポート体制も確立しております。
当社の交渉員は現場での施工に関わる分野にも精通しており、これまで多数の案件を担当してきた実績のある交渉員が責任を持って対応いたします。
設備設計業務
当社の設計担当は国内でサービスを提供する全ての携帯電話事業者様の設備設計に携わって来ました。
設備の仕組みやシステムを理解する事は当たり前ですが、コスト面や安全を考慮した施工方法も視野に入れた設計を心がけています。
今や生活に欠かす事の出来ない設備に関わる設計を担う責任とやりがいが私達の活力です。
設計でありがちな設計本意での仕上がりではなく、発注者様の意向を汲み取りながら、自社折衝員と密な打ち合わせを繰り返す事でオーナー様の意向はもちろん、自社施工をしない事で施工の部分は施工される会社様と打ち合わせをする必要があり、逆に確認作業が入りますので施工会社様に意向も取り入れた内容となります。
完工までの無用な修正や変更を軽減することが出来ます。
これまでの実績は500局以上あり、良い例や悪い例を含め確実に実績を積んでいます。
動線調査業務
携帯電話や各種端末はもちろん最近では家電をはじめ様々なものに通信機能が標準化されてきております。
これまで各方面の努力により国内の主要な都市や小さな町に至るまで基本的に生活環境が整っている地域では大体の部分では電波状況が網羅されております。
しかし、僻地や山岳部はもちろんですが都会や市街地でも条件により電波状況が悪い場所があります。
これらの場所を特定するにはアナログ的に現地調査を行うほか方法がありません。
また、建物の中や地下鉄・地下街など大型施設やテーマパークなども対象です。
当社では、動線調査と呼ばれる各キャリア様の入手したいデータを実際に現場調査員がその地域を調査し報告いたします。
これまでも数社様の携帯電話事業者様の調査をして参りましたが、これも全ての業務同様に目的と成果を考慮し効率よく作業することが重要です。
経験豊かな調査員が主導となり現場の調査員に的確に指示をだしてエンドユーザーであるお客様に満足していただく事で各携帯電話事業者様のサービス向上のお手伝いが出来ればと考えます。